「健康介護まちかど相談薬局」とは?
在宅は自分が住んでいる所です。介護保険を使って介護のサービスを自分の住んでいる所で受けることです。正確には、居宅介護サービスといいます。
おそらく多くの方はヘルパーさんが来て、利用者のひとの身の回りや生活の介護をするのを思いうかべるのではないでしょうか。でもそれだけではありません。
- 浴槽を積んだ車に来てもらって入浴させてもらったり、
- お医者さんの指示で看護師に来てもらい床ずれの手当てを受けたり、
- 日帰りで施設の入浴や食事などの世話をしてもらったり、
- 介護に必要な福祉用具を貸してもらう
など、様々なサービスがあります。
こうしたいろいろなサービスを、介護を受ける人の要望や、心と体の状態、家庭の環境などによって計画的に組み合わせて、少しでも自立した生活を続けられるようにすることが居宅介護サービスの目的です。
薬局の薬剤師もこの介護サービスにかかわっています。
- お医者さんの指示で、飲んでいるくすりの飲み合わせをチェックしたり、
- 忘れずに飲むように工夫をしたり、副作用ではないか調べたり、
- くすりが正しく効くように管理したり
などしています。
では、この介護保険を利用したい時にはどうしたらよいのでしょう。
まず、住民票のある市区町村の介護保険担当窓口に問い合わせましょう。「介護保険について教えてもらいたいのですが?」などと言って取り次いでもらいましょう。
町の薬局でも介護保険の詳しい説明や介護で困っていることなどの相談をしてもらえるところがあります。特に、「健康介護まちかど相談薬局」なら安心して説明をしてもらったり、相談してもらうことができます。
「薬局」は、全国津々浦々に約5万軒開設され、「医療」と「介護」がわかるアクセスのよい施設です。 そして薬局は、地域住民に一番身近で、いつでも健康から介護まで相談しやすい場所であり、一般薬、衛生雑貨、おむつなどの介護用品等の販売をしているため、処方せんがなくても相談しやすいところです。
また、薬局の薬剤師は、医療用医薬品・一般用医薬品・健康食品などが、心身のはたらきや暮らしに影響を与えていないかチェックすることができます。つまり、くすりの飲み合わせや副作用などが原因で体調をくずすようなことにならないための番人を務めています。
さらに、「薬局」には介護相談と共に苦情相談も数多くあり、相談者に苦情窓口を紹介しています。 参加薬局には、全国統一の看板が掲示され、地域住民にその活動がわかりやすくなっています。